皮膚科専門医   no comments

専門医師がいなければできない治療もある皮膚科

「皮膚科専門医」は公益社団法人日本皮膚科学会が認定をしている専門医制度です。
認定を受けるためには、医師免許を取得してから最低5年間の皮膚科研修を学会が認定した機関で受けることとなっており、その他にも講習を受講したり、学会や論文で研究を発表したりといった実績が求められます。

必要な条件を満たしたらそののちに日本皮膚科学会に証明書類を送付し、そこで認められれば筆記試験と面接を受け合否が決まります。

認定資格は5年毎に更新となるので、認定を受けたあとも継続的に高度な皮膚科の業務に携わらなくてはならず、引き続き学習と技能経験を数多くこなしていかなくてはなりません。

「皮膚科専門医」としての認定を受けることで専門的に従事することができる医療行為があります。
一例としては美容皮膚科におけるレーザー医療があり、そうした治療を行う場合に通常の医師免許資格では足りず認定を受けた医師がいない施設で行うことは法律違反となります。

皮膚科医師として勤務する場合、就業場所は大きく「医療機関」と「美容皮膚科」の二種類から選ぶことになります。

街中でよく見かける美容クリニックなどは後者の代表で、病気や怪我による皮膚治療ではなく、主にもともと健康である人の肌をよりよい状態にするための医療行為をしていくことになります。

テレビのバラエティ番組でもよく「カリスマ美容医師」といった名目で医師が登場していますが、そうした人たちが行っているのが美容のための皮膚専門診療です。

皮膚科としてどういった仕事をしたいかで選ぶ

同じ皮膚科であっても、医療機関と美容クリニックでは全く取り扱う内容が異なります。
なお平均年収で見ると、診療報酬の対象とならない美容治療を行うクリニックの方が金額は高めとなっています。

しかしながら美容クリニックは専門医としての腕前だけでなく、宣伝など経営のセンスが求められるのでそのあたりのことも進路を選ぶときには考えた方がよいでしょう。

医療機関における皮膚専門医の仕事としては、アトピー性皮膚炎や蕁麻疹などのアレルギー疾患の治療を始めとし、床ずれ(褥瘡)や火傷などの外傷治療、他に水ぼうそうなど体に水疱ができる病気のあとを消すといったことも含まれます。

ニキビ治療や爪の変形といったものも範囲となるので、どちらかというと慢性的な疾患を持った患者さんと長く付き合っていくということが多いようです。

一方で美容クリニックの場合には、次々登場してくる新しい美容機器を用いたものとなります。
皮膚科専門医として専属的にできるレーザー治療では、シミやほくろの除去、脱毛、痩身治療などといったものがあります。