診療所勤務   no comments

■小さな病院で働こう
医師として働く方の中には、職場の規模の大きさに魅力を感じていたり、ステータスと感じている方も少なくありません。
マンモス病院と言われるような大規模総合病院などは、そうした医師にとって最適な職場なのではないでしょうか。

しかし、一方で大規模な病院で働くのは嫌だ、というような医師もいます。
上記のような医師の多くは、小規模なクリニックや診療所で働くことを希望することがあります。

診療所とは、入院施設のない医療施設、もしくは19人以下の入院患者を受け入れることのできる設備を整えた施設のことを指します。
小規模な病院の代表格としてしばしば診療所という言葉が用いられますが、医療法においてきちんと定義づけられています。

■診療所のメリット
診療所で働くことのメリットについてお話したいと思いますが、まずは入院設備がない、もしくは少ないため、業務そのものが大規模な病院に比べると楽で、負担が軽減されるという面が挙げられます。
また、夜勤などがないことが多く、日勤のみで帰宅できるというのもメリットと言えるでしょう。

医師として働いていると、必ず夜勤や当直といった勤務形態がありますが、慣れないと心身共に疲労が積み重なってしまいます。
夜勤や当直に嫌気がさし、大規模な病院から診療所勤めへと鞍替えする医師も事実います。

診療所は、その地域に密着した活動を行っている医院が多いため、より濃密なコミュニケーションを患者ととることができます。
その結果、信頼関係も良好なものが築けますし、患者一人一人に対しより中身の濃い医療を提供することが可能となります。

■診療所のデメリット
一方のデメリットですが、一つには給与の額が挙げられます。
どうしても夜勤や当直のある大病院には収入面で劣ることが考えられますし、そもそも規模自体が小さな病院ですから、収入は少なくなる傾向にあります。

診療所によっては、非常に古いタイプの医療機器を用いていたり、医療機器そのものの種類が少ないということも多々あります。
その結果、満足いく治療、診察をすることができない、というストレスはあるかもしれません。

特に、設備の整った大病院から転職してきた医師であれば、その設備の差にショックを受けることもあるのではないでしょうか。
もちろん、診療所の中にも非常に高性能な医療機器をそろえた医院はあります。

医師としての職場を求めている場合、ただ規模の大きさだけに拘るのではなく、総合的に決めるということが重要です。
大規模な病院にはそれなりの魅力もありますし、小規模な診療所にも魅力やメリットはあります。

人によってどこに魅力やメリットを感じるかは異なってきますから、メリットやデメリットを正確に把握し、その上で選ぶようにすればよいでしょう。